2008年4月15日 (火)

極めて妥当な報告書&ひーやんは本物だ!

 今日極めて妥当だと思える報告書が提出された。なんの報告書かというと、放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送倫理検証委員会」が提出した山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審を扱ったテレビ8局、延べ33番組についてのもの。この報告書の中では「被告や弁護人を批判するニュアンスが濃く、公平性や正確性に欠けた」などとする意見を発表した。会見では、「来年5月に始まる裁判員制度でテレビが不当な影響を与え、誤った裁判を行うことになれば非常に重大な問題になる」と懸念を述べ、また、被告や弁護側の批判に終始し感情的に制作された、遺族と弁護側の対立構図を描いて検察側を軽視した、ゲストの発言が一方に傾いても司会者が調整役を務めた番組が極端に少なかった、などと批判している点も重視したい。このような報告書が出されたことに救いの光を見た気がした。

 この事件に関する報道のみならず、日本のマスメディアはあまりに感情的で一方的な報道しかせず、かつ、大変無責任な発言が目につく。それが一部のマスメディアであればまだ救いがあるのだが、それがほとんどとなると始末が悪い。特に最近の日本人は情報の正否や価値判断までも情報に頼っている観がある(実はマスコミ各社にもこのことが当てはまるような気がする)。もっと言えば、自分自身で物事を考えることを放棄しているようにさえ見えるのだ。だからマスメディアでネガティブな報道がなされると世論は大方その考え方に染まってしまう。自分で判断を下したつもりであっても、実のところはそうではないことのほうが多いのだ。その意味で、マスメディアの与える影響は大変大きく、各社はその責任の重さをもっと自覚すべきだ。

 閑話休題、阪神の好調さが続いていて嬉しい限りですhappy01 先発のアッチソンも素晴らしいテンポでの投球だったし、打つほうも赤星に始まり新井や金本、鳥谷なんぞは走者一掃のタイムリー、矢野の調子も上がってきてということなし!そしてなによりもひーやんの素晴らしいヒットheart04このまま調子が良ければ交流戦でのDHでの活用もあるかもしれませんね。っていうか札幌ドームで見てみたいlovely 唯一の問題は今岡のやる気の感じられないスイング(っていうか見逃し三振ばかりでスイングしてるのか?!)ですなangry いい加減今岡はスタメンから外してほしい。明日も気持ちの良い試合を期待していますscissors

 

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2007年4月 6日 (金)

皆さんはご存じでしたか?~今日のニュースから・その2

 今日取り上げるニュースは「<女性専用車両>利用できるのに…視覚障害の男性、困惑」というもの。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070405-00000067-mai-soci

 ところで皆さん、最近首都圏を中心に増えつつある女性専用車両なるもの、身体に障害のある男性も乗ることができるのをご存じだっただろうか?この車両、痴漢対策が主な目的だったのだが、交通弱者にも配慮して、障害者や女性に介護されている男性も乗車可能になっているのだ。しかしながらそのことが社会的に認知されておらず、今回の記事に取り上げられている視覚障害の男性のように女性から、「ここは女性しか乗れませんよ」と心ない声、謂われのない非難を浴びせられてしまうことがある。

 今回、日本民営鉄道協会は「障害者も乗れることを放送やステッカーで積極的には知らせておらず確かに対応不足。今後一般に周知するよう取り組みたい」と話していることから何らかの対応がみられるものと期待するが、それにしても何と心ない国になってしまったことか。。。全盲の方であれば白杖を持っていたはずで一目瞭然なはず、仮に女性しか乗ることの出来ない車両であったとしても、そのことを彼が把握することは容易なことではないことくらい想像できないのか。せめて普通に指摘し、次の駅で車両を乗り換える手助けをするくらいのことが何故出来ないのか。

 あまりに自分の価値観のみで物事を決めつけてかかる人が多すぎる。今、私は日本人の仮想的有能観に関わる研究を一方でしているのだが、まさにその状態、すなわち、自分以外は皆バカなのだ、と思いこむことによって、すなわち、他人を全否定することによって自分を保つ日本人のいかに多いことか。。。

 「人間の弱さは、それを知っている人たちよりは、それを知らない人たちにおいて、ずっとよく現われている」という17世紀の思想家パスカルの言葉を是非とも考えてみてもらいたい。

 

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2007年4月 5日 (木)

今日のニュースから・その1

 まずは以下の「障害者に冷たい選挙公報、完全点訳6都県だけ」 という読売新聞に掲載されているニュースから。http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/news/20070404i307.htm

 現在真っ最中の統一地方選の13都道県知事選において目の不自由な有権者のため選挙公報を「すべて」点字に訳している自治体は6都県(東京、神奈川、奈良、福岡、佐賀、大分)にとどまっているとのこと、それでは音声テープはどうかというと作製しているのも2県(神奈川、佐賀)だけらしい。一方、選挙公報のうち、氏名や略歴など一部しか点訳していないのは北海道、岩手、福井、鳥取、島根、徳島の6道県。また三重県は点訳を一切行っていないらしい。「すべて訳すと選挙期間中に間に合わない可能性がある」(岩手県)、「コストの問題などがあるが、今後の課題として検討する」(三重県)などと説明している。

 視覚障害者団体は「投票に必要な情報が十分に得られない」などと改善を訴えているらしいのだが、これはあまりに当たり前のことで改善以前の問題であり、「美しい国」を標榜する国とはまるで思えない。。。総務省は今年1月今回の統一地方選に関して「視覚障害者が投票しやすいよう点字で記載した選挙公報を用意するのが望ましい」とする通知を出したらしいのだが、「あくまで要望で最終的な判断は各自治体に任せている」(選挙部管理課)としており全く意味がない。国政選挙も同様に各都道府県選管への要望にとどまっているようだ。日本盲人会連合(東京都)は「財政的な事情などあるのかもしれないが、都道府県によって、視覚障害者が得られる情報量に差があるのはおかしい」と話しているがこれはあまりに当然のことだ。イギリスでは選挙公報に限らず全ての公報・広報は拡大文字版や点字、音声テープ等によって、全ての人に情報が行き渡るように準備しておくことが義務化されている。すなわち、最近日本でも耳にするようになったユニバーサルデザインやソーシャルインクルージョンの考え方が一歩も二歩も先に進んでいるのである。

 国がこれだけ選挙を軽んじておいて投票率を上げようとしているとは本末転倒な気がしてならないし、参政権を得るまでの歴史的過程を軽んじている国としてみなされても仕方がないであろう。財政的に厳しいのは選挙態勢が現状に合っていないことを黙認しているからに過ぎない。あの騒音をまき散らしている選挙カーを止めたりポスター設置を減らすなどして予算を浮かしてそれらに配分すれば良いだけのことだし、財政が厳しいから切り捨てられるものでは決してない。

 誰もが積極的に社会に関わっていく仕組みなくして自立はあり得ない。またこのことなくして「美しい国」づくりはありえないことを肝に銘じておくべきである。

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2007年2月14日 (水)

殉職警官の報道に思うこと。。。

  昨日大変残念なことに地域住民に愛されていた東京都板橋区常盤台交番の警官が殉職してしまった。報道においても「これぞ警察官の鏡」とのごとく報道されているのでこのニュースを知らない人はほとんどいないだろう。確かに自分も素晴らしい警官だと思う気持ちは変わらないのだが、何ともこの報道に釈然としない気持ちもするのだ。

 要は、今後同じようなことが起きたときに、警官が自分の身を捨ててまで何か行動を起こさなければならない、そうでなければまるで警官ではないような報道のされ方に疑問を感じているのだと思う。今回のように神の如くに祀りたてるか、あるいは非難の嵐を浴びせるかのあまりに両極端なマスメディアの姿勢に違和感を感じるのだ。警官は仕事柄殉職を避けては通れないこともあろう。事件や災害援助による殉職なら理解は出来るのだ。しかし今回の件の真相はそれとは異なる。自殺しようとする者を一旦は交番まで連れていきながら、それでも再度交番を出てしまい、それを助けるためにこの警官は電車にひかれ殉職してしまったわけだが、個人的には交番に一度連れていっただけで、私は十分にこの警官は職務を全うしていると感じる。しかしながら、今のマスメディアは警官が万が一この自殺未遂者を再度追いかけなければ烈火の如く非難を浴びせたであろうことは普段の報道のあり方から容易に推察出来るゆえに私は釈然としないのだと思う。今回の報道でむしろ大きく取り上げるべきは自殺などすべきではない(それも公共交通機関で)、ということではないか。どうにも観点がずれている気がしてならないのだ(このずれ方は教育を報道するときの姿勢と相通じるものがあるような気がする)。どこもかしこも同じ視点でしか語ることの出来ない日本のメディア各社の貧弱には正直どう対応していくべきなのか。

 警官とてたった1人の人間にすぎないのだ。だからこそ自らの命を何よりも大切にした上で職務に当たって欲しいと願わずにはいられない。皆さんはどう感じただろうか。。。

 

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2005年9月 5日 (月)

Telling the future: New Orleans foretold exactly by National Geographic

Note the date of this article at the bottom.
Creepy isn't it? That it's so accurate.

   By Joel K. Bourne, Jr.

It was a broiling August afternoon in New Orleans, Louisiana, the Big
Easy, the City That Care Forgot. Those who ventured outside moved as
if they were swimming in tupelo honey. Those inside paid silent homage
to the man who invented air-conditioning as they watched TV "storm
teams" warn of a hurricane in the Gulf of Mexico. Nothing surprising
there: Hurricanes in August are as much a part of life in this town as
hangovers on Ash Wednesday.

But the next day the storm gathered steam and drew a bead on the city.
As the whirling maelstrom approached the coast, more than a million
people evacuated to higher ground. Some 200,000 remained, however―the
car-less, the homeless, the aged and infirm, and those die-hard New
Orleanians who look for any excuse to throw a party.

The storm hit Breton Sound with the fury of a nuclear warhead, pushing
a deadly storm surge into Lake Pontchartrain. The water crept to the
top of the massive berm that holds back the lake and then spilled
over. Nearly 80 percent of New Orleans lies below sea level―more than
eight feet below in places―so the water poured in. A liquid brown wall
washed over the brick ranch homes of Gentilly, over the clapboard
houses of the Ninth Ward, over the white-columned porches of the
Garden District, until it raced through the bars and strip joints on
Bourbon Street like the pale rider of the Apocalypse. As it reached 25
feet (eight meters) over parts of the city, people climbed onto roofs
to escape it.

Thousands drowned in the murky brew that was soon contaminated by
sewage and industrial waste. Thousands more who survived the flood
later perished from dehydration and disease as they waited to be
rescued. It took two months to pump the city dry, and by then the Big
Easy was buried under a blanket of putrid sediment, a million people
were homeless, and 50,000 were dead. It was the worst natural disaster
in the history of the United States.

When did this calamity happen? It hasn't―yet. But the doomsday
scenario is not far-fetched. The Federal Emergency Management Agency
lists a hurricane strike on New Orleans as one of the most dire
threats to the nation, up there with a large earthquake in California
or a terrorist attack on New York City. Even the Red Cross no longer
opens hurricane shelters in the city, claiming the risk to its workers
is too great.

From National Geographic, October 2004

今回は、イギリスの友人に送った一斉メールを添付した形のため、本文が英語のままで失礼!それにしても、この記事を読んだとき、本当に驚きました。今後、今まで語られていたどんなシナリオ等も、現実味があふれてきたような気がしてなんだか恐ろしい気もします。地球はだんだん暖かくなってきているのに、人間はだんだん冷たくなってきている、そんな感じもします。敬愛する作家、塩野七生が以前「人に貴賤はないが、生き方には貴賤があると思う」と話していましたが、私も常々そう思う一人です。常に、自分には何が出来るのか、ということを問うて毎日を生きていきたいものですね。

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