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2007年12月 6日 (木)

このニュース、今頃の観が。。。

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071206-00000105-san-soci

 まずは上記のサイトのニュースを読んで頂けただろうか。名古屋市立大学大学院の医学博士号取得にからむ贈収賄事件で、元同大学院教授が収賄容疑で逮捕されたというこのニュース、個人的には正直、今更の観がある(苦笑)。この元教授、教授になった平成8年から少なくとも9年にわたり、医学博士の学位論文の審査などを担当し逮捕容疑の対象となった16年度の審査では、13人の合否を判断していたことも判明。18人全員が合格したらしい。愛知県警捜査2課などは同日、ほかにも同様の趣旨の現金授受があった疑いもあるとみて、同大学院医学研究科などを家宅捜索しているらしいが、博士課程にいた身としては、日本では自然科学分野に限らず、そりゃ博士課程のあるどの大学でもやってるわなぁ、というのが率直な感想。。。こうやってようやく明るみになってくれたことを本当に嬉しく思うね。

 そもそも日本の学位論文の審査ってとっても奇妙!!日本では通常、担当教授が「主査」、教授会で選ばれた教官2人が「副査」として担当。論文提出後の口頭試問も行い、3人で合議の上合否を決定し、教授会の承認を得て学長に報告するという過程をとる。自分の指導教授が主査ってどうよ?!客観性も何もあったもんじゃない。これじゃ例え指導教授と意見が食い違っていたとしても真っ向から論文内で反論しにくいよ。だから自分の指導教授にお世辞ばっかり使う独創性のない若い研究者(指導教授をAと例えるとスモールAのような)しか育成出来ないんだよね。。。これじゃ良い人材は育たないのは言うまでもない。

 イギリスでは指導教授はあくまで学生を指導するのみ!主査は他の大学から選ばれ、副査は自分の大学内から他の教授陣が担い、指導教授は口頭試問で一切口を開くことは許されないし、ましてや一切審査に関われない。判定は主査の意見如何のため、身内の甘さは一切なし。だから客観性がそれなりに保たれているのだ。

 自分が日本の大学院にいたときも、指導教授(関西以西の国立大学出身)がよく博士審査の話をしていて、審査の時は金を審査員に御礼として渡すものだ、自分にも渡せよって、冗談とは思えないほど真剣に話していたのを今でも思い出す(苦笑)。それってある意味学生に審査官を買収しろっ?!って勧めているのかとも理解できるけど、誰がお前なんかに無意味な金を払うか、と当時から思っていた(今ならアカデミック・ハラスメントで訴えているよ 汗)。だから慣例として日本にはそういう習慣が根強く残っているのだろうね。

 研究者を目指す若い学生さんたち、研究分野が日本で研究しなければならないもの以外ならば、思い切って留学してみるのも1つの手ですよ。研究環境がまるで違います!

 我々若い世代でなんとか大学の悪しき習慣を変えていきたいものだ。。。

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「教育」カテゴリの記事

コメント

トラ教授☆
初コメです♪
なんちゃって院生オモシロです(笑)

自分はまさにスモールAです(爆)(爆)

今一番思うことは、論文よりも、早く現場に出て経験を積みたい事です。

いつか再会したら、
酒の席で、教育について講義して下さいね(笑)

投稿: オモシロ | 2007年12月 7日 (金) 18時20分

> オモシロ君

 論文で忙しい中、初コメントありがとう!
いえいえ、オモシロ君ならそれこそ興味深い
論文を書いていることでしょうね。経験を積んで
自分の理想とする教師目指して欲しいと思います。
頑張ってくださいね~!

投稿: torada | 2007年12月12日 (水) 22時15分

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