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2006年7月18日 (火)

ご協力いただける方は。。。

 今日、自分の専門に関わる何とも興味深いニュースが舞い込んできた。全国の自治体に先駆け「合併しない宣言」をした福島県矢祭町が、本の購入予算ゼロでの図書館建設を目指し、全国から本を募集することを明らかにしたのだ。町の所有図書7000冊以外は寄贈に頼るというもので、根本良一町長は「本が死蔵されているのはもったいない。町の自立の助けともなる」と協力を呼び掛けているらしい。
 

 実は日本の町村レベルで言うと実に日本では現在図書館がない自治体のほうが多いことを皆さんはご存じだろうか?!設置率は46.6%、これも実は前年は41.5%だったものが市町村合併により図書館のない町村とある町村が合併したことにより数字が増えてしまったマジックであり、図書館数が増えたわけではない。むしろ「我が町には図書館がある」と言われても、図書館に行くために車やバスに延々と乗らなければいけない、そんな状況がうまれているのだ。生涯学習社会を創造する、だなんと大層なことを言っていてこの現実、、、なかなか難しいものである。

 しかしながら図書館1つ作るのは確かに相当な金がかかることも確か。昨年実施した矢祭町民アンケートで、図書館建設の要望が多かったため何とか金をかけずに図書館を設置する検討を始めたわけだ。建物は老朽化した武道場を1億2500万円で改築し約3万6000冊分のスペースを設け、そこに収める図書を寄贈をしてもらおうという案。何ともこの町らしいユニークなアイディアだ。

 実は図書館の蔵書を寄贈図書でまかなおうとした例は、長野県の今は無き長野刑務所図書館ですでに行われていた。その時は、作家達に受刑者に是非とも読んでもらいたい、と思う本を1冊ずつ提供してもらい毎年5000冊もの寄贈があった例がある。今回も是非とも日本ペンクラブ等にお願いして、こういったこともやってみるべきだと思う。

 矢祭町によると、本の種類は問わず、送料は送り主に負担してもらい、廃棄せざるをえない場合は町が処理する。寄贈者には町から礼状を送るほか、図書館に名前を明示して感謝の意を表すそうだ。線などを引いてしまっている書籍は基本的に図書館では受け付けないが、カバーが無いくらいの書籍であれば問題ない。自宅で眠っている本で寄贈しても良い、と思われるものがあれば是非とも皆にも協力してもらいたい。寄贈先は、〒963―5192 矢祭町小田川春田16の1、矢祭町山村開発センター。問い合わせは同町自立課(0247・46・4575)まで、となっている。

 こうした先進的な例がいくつも出てきて、日本に図書館の空白地帯が早く無くなることを願ってやまない。。。

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