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2006年5月22日 (月)

Theatre劇団子「君とボク」

 Eed67cd4 先週の土曜日、友人YとTheatre劇団子の公演「君とボク」を紀伊国屋シアターに観に行ってきた。そもそものきっかけは、Yお勧めの映画「ベリースタートっ」を観て大変感動し(詳細は4月30日の日記)、その主演を努めていた阿部英貴さんの演技がとても心に残ったこともあって、今回この公演に阿部さんが出られることを知り、これは是非とも観なければ、と思った次第。その話しをYにすると自分も行く!と言って別々に席を取ったにもかかわらず、会場についてみるとなんと席は隣同士。。。これってかなーり恐ろしくないか!?(といっても通路を隔てたお隣さんなんだけどね 苦笑)。ともかくあれだけイギリス在住中は演劇だのミュージカルだのを観ていたのに、日本に帰ってきてからトンとご無沙汰していたのでとっても楽しみに紀伊国屋シアターへと向かった(本当は余裕を持って会場入りしたかったのだが仕事をしていたため走りに走ってなんとか開演5分前に会場入り 大汗)。Yに導かれ会場内に入り、まず意外と客の年齢層が幅広いのに驚く。

 その残り5分で何とか息を整え、いざ開演!ストーリーは小学生時代を回想する形で進んでいくのだが、時は1986年、瀬戸内海に面した広島の小学校が舞台、広島空港の移設が決まった中、その小学校6年生たちは毎日他愛無い日々を送っていたのだが、ある日一人の男の子が転校してくることによって・・・、というもの。作りとしては誰もが共感出来たり懐かしくなれるんじゃないかなぁと思え、かつコメディタッチのものであったため誰にとってもとても見やすく親しみやすかったように思う。そのため客層が幅広いのも妙に納得。これはどの年齢層が観ても良い芝居なんだろうなあと思った。かく言う私も、感動したり、大笑いしたり(私にはYの笑い声しか聞こえなかったが)、色々考えたり(自分も親が転勤族で学校を数年ごとに移動していたため)、と観ている間かなーり忙しかったが完全に芝居に夢中になっている自分がいた。ただ個人的には構成として少々複線がありすぎな感じがし、もっとよりシンプルな作りにしたほうが芝居に入っていけたような気もしたのだが、ともあれ、阿部さんの演技、やはり映画と舞台とでは違いますねぇ。映画も良かったですが、舞台はあの独特の緊張感が良いです。発声法や表現力も舞台の方がよりわかるしね。映画の時よりも幾分痩せられていたようですが、舞台の上では存在感十分。次の舞台も楽しみにしていまーす!

 舞台終了後に少しだけ阿部さんとお話する幸運な機会を持てた!その表情はとっても充実した良い表情。うーん、やはり人を演技で笑わせることの出来る人はひと味もふた味も違うなぁ、という印象を持った。人を怒らせたり悩ませたりすることはそんなに難しいことではない。しかし、笑わせるとなるとこれは難しい。それも不特定多数となるとなおさらのこと。。。我々の研究分野においても「笑い」の意味・効用を取り上げることがここ最近多くなってきた(例えば笑いの効用により痛みの緩和につながったりなど)。「笑い」には人にとって未知なる可能性がある。この地球上から悲しみ、苦しみ、そして憎しみなどが消えることなど、人が人として生きていく以上はないだろう。しかし、それに勝るであろう笑いが1つでも多くあれば人はくじけることなく頑張って何とかこの世を生き抜いていくことが出来るのではないか。そんな思いにもさせられた公演だった。

 今回の阿部さんと言い、一緒に観に行った絵描きのY、そしてこの舞台を観るきっかけを作ってくれた映画監督の奥田さんなど、私の周りにはそれぞれの”生き様”をそれぞれの作品を通して見せてくれる人が多く、触発されることもしばしば。これは私にとっても幸せなことだと思う。私は病気により音楽活動を諦めざるを得なかったが(9月13日の日記参照)、彼らには是非とも大願成就して欲しいと強く願ってやまない。

 初めてみる劇団ではあったがすでにお気に入りの1つとなった。11月には吉祥寺で公演があるようなので是非とも足を運びたいと思っている。

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「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

劇団子、面白かったよね~!!!
笑って笑って、私にはとらの笑い声しか聞こえなかったよ!

人に自信を持って薦められるモノづくりをしている劇団子を心底尊敬するしうらやましいと思う。
私もがんばろう、って心から思ったし元気になった。
お互い頑張ろうね!

投稿: よっちゃん | 2006年5月23日 (火) 11時38分

>よっちゃん

 お互いにそうだったということね。。。となると
劇場内は我らの笑い声だけが響き渡っていたのかね!?
ともかくよっちゃんの来月の個展、楽しみにしています。
ということで私は現実の講義の準備に戻ります。。。

投稿: torada | 2006年5月23日 (火) 16時16分

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